マホガニーバリトン・テナースケール2020.11.14
前回はスプルース・ローズウッドでバリトンテナースケールを作りましたが、今回はオールマホガニーで同じ仕様のものをもう一台。ようやくボディが出来上がったのでネックセット・指板接着と続きます。最近は随分と乾燥してきて接着作業がしやすいですが、寒くなっても来たので塗装作業は少々手間取る季節になってきました。
前回はスプルース・ローズウッドでバリトンテナースケールを作りましたが、今回はオールマホガニーで同じ仕様のものをもう一台。ようやくボディが出来上がったのでネックセット・指板接着と続きます。最近は随分と乾燥してきて接着作業がしやすいですが、寒くなっても来たので塗装作業は少々手間取る季節になってきました。
木目がとても綺麗な上グレードハカランダのテナーウクレレ、ドイツ松の表板でノンカッタウェイになります。F’s uke のテナーボディには現在2種類の形状があり、こちらは普段あまり作らないタイプですが今回久々に。胴曲げ機のカーブも少し合わないので、手曲げでカーブを微妙に修正する必要がありますが綺麗に曲がったので、ようやくタイコになります。
主にフラメンコギターで使用されるシープレス(糸杉)材で今回は珍しくコンサートを作っています。ブリッジと天神はご指定通りココボロ材で。スプルースや糸杉の白に赤いココボロが映えていい感じです。ネックはソプラノロングネックのショートスケールという変わった仕様ですが、さてどんな音が出るか?パーツ類がようやく出来上がったので本格的に組み立てていきます。
懐かしの茶位ウクレレ。とは言っても2014年製のようなので私が辞めた後の作品。確かにどう見ても私が知っている茶位ウクレレですが、デザインが微妙に進化しています。弦高が少し低いのと、ブリッジ下に白い傷が入っているので綺麗にします。白くスジになった傷は木部まで入っているので、表板の塗装剥離が必要、綺麗に再塗装すれば新品同様に仕上がります。
まあ何とも変わったウクレレのブリッジ剥がれ修理です。ブリッジが飛んでしまったようで、接着面を綺麗にしてから貼り直します。カラーが吹いてあるウクレレなので元あった位置へ貼りつけるしかありませんが、少々弦長が怪しいのでピッチや音程が少し微妙な感じ、もう少し下へ下げて貼りたいところですが、カラーを再現できないので諦めました。