セルバインディング剥がれ修理2020.10.24
セルバインディングが収縮してくびれ部分が剥がれてくる症状、たまにやって来ますが、簡単に治りそうで治らないのがつらいところ。ただボンド入れて再接着すれば付くというほど簡単ではなく、一旦すべてのセルバインディングを剥がす必要があります。大抵4ヵ所のくびれ全てで剥がれていることが多いですが、今回は3か所、ですが一緒に4ヵ所全て剥がしてしまいます。
セルバインディングが収縮してくびれ部分が剥がれてくる症状、たまにやって来ますが、簡単に治りそうで治らないのがつらいところ。ただボンド入れて再接着すれば付くというほど簡単ではなく、一旦すべてのセルバインディングを剥がす必要があります。大抵4ヵ所のくびれ全てで剥がれていることが多いですが、今回は3か所、ですが一緒に4ヵ所全て剥がしてしまいます。
今回はちょっと変わったタイプのウクレレピックアップ取付修理。マイク単体では動作しないようで専用プリアンプから電源供給が必要なタイプ。エンドに12㎜の穴を開けるだけで取付自体はとても簡単で良かったのですが、ウクレレにしてはマイクがちょっと長くないか?ということで微調整が結構シビアなようですが、とりあえずは取付できました。
通常ヘッドに入っている各メーカーのロゴマークはいかに手を付けずに消えてしまわないよう細心の注意を払うところですが、今回は逆に消して欲しいというリクエスト。そういうことならお安い御用とロゴを消してからの再塗装修理です。インレタは塗装に貼り付けてあるだけなので研磨すれば簡単に消えてくれます。インレイだとこうはいきませんがマーチンはインレイではないので。
大抵は1弦や4弦の細い溝が拡がってしまうことが多いですが、今回は3弦の溝。補修的に治すことも出来なくはないですが、こういったケースでは基本的にブリッジ交換対応となります。エボニーブリッジで弦を結ぶタイプのものに交換ということで、元々付いていたハワイアンコアブリッジは削り取ってしまいます。弦長を測ってみると少し長めだったので、それも踏まえて治しました。
希少材のホンジュラスマホガニー、所謂ホンマホで作ったコンサートロングネックが完成しました。とてもよく鳴ってくれて、マホガニーは音が弱いなぁと常々思っていましたが、今回はなかなかどうしていい感じに鳴ってくれたので良かったです。ロゼッタが特徴的なコンサートロングネック、ボディやネック、天神等全てホンマホ仕様になりました。