8弦ウクレレ・ブリッジ剥がれ修理2020.09.03
8弦ウクレレのブリッジ剥がれとトップ落ち修理です。8弦ということもありトップ板の凹み具合もかなり強烈に落ち込んでいます。艶消し塗装なので塗装面に傷を入れないよう慎重にブリッジを剥がした後、この強烈なトップ落ちを何とか矯正します。一応ちゃんとタコ足ブレーシングも入っているようですが、それでも8弦のテンションには敵わなかったようです。
8弦ウクレレのブリッジ剥がれとトップ落ち修理です。8弦ということもありトップ板の凹み具合もかなり強烈に落ち込んでいます。艶消し塗装なので塗装面に傷を入れないよう慎重にブリッジを剥がした後、この強烈なトップ落ちを何とか矯正します。一応ちゃんとタコ足ブレーシングも入っているようですが、それでも8弦のテンションには敵わなかったようです。
現在製作中のマホガニーコンサートのモザイクロゼッタ。前回も同じモザイクを入れましたが今回のは赤いところをオレンジにというご要望でしたので、オレンジの突板で新たにモザイクロゼッタを作りました。突板はオレンジ色の染料で染めても良かったのですが、普段あまり使わない色だし染めている時間もなかったので今回は取り寄せで何とかしました。
カマカソプラノの表割れ修理。ブリッジ左上部に2,3センチほどの亀裂が入っています。何か上から落とされたようで少し段差が出来ていますが、いつものようにボンド入れて裏から補強します。今回は部分塗装という事でしたのでその付近を刷毛塗りでラッカークリアを塗り、境目がなるべく目立たないようにバフ掛け。一応綺麗には治りました。
何も好き好んでこんなへんてこな形状に削ったわけではないのですが、ブリッジの接着位置が少し後方に付いていて高音部でフラット気味なので仕方なく、今回のようなケースはこれで2台目の症例になります。ブリッジサドル先端よりさらに前方に接点を持ってくるためにはこうでもしなければということで、何度か修理に出したものの症状は変わらず、今回ようやく改善したようで喜んで頂けました。
去年末に完成したテナーウクレレなのでまだ1年が経っていない状態ですが、結構弾かれたようで表板の傷が結構あります。熱心に弾かれることは楽器にとっても良いことですが、表板を叩く奏法で拍子が悪かったのかクラックが・・・。叩く強さによるんでしょうけど、丁度補強材やブレースが入っていない部分で縦に割れが入ってしまったようです。ライニングの境目でもかすかに割れかかっていたのでボンドを入れて一緒に接着しました。