表キズ・再塗装修理2020.11.02
懐かしの茶位ウクレレ。とは言っても2014年製のようなので私が辞めた後の作品。確かにどう見ても私が知っている茶位ウクレレですが、デザインが微妙に進化しています。弦高が少し低いのと、ブリッジ下に白い傷が入っているので綺麗にします。白くスジになった傷は木部まで入っているので、表板の塗装剥離が必要、綺麗に再塗装すれば新品同様に仕上がります。
懐かしの茶位ウクレレ。とは言っても2014年製のようなので私が辞めた後の作品。確かにどう見ても私が知っている茶位ウクレレですが、デザインが微妙に進化しています。弦高が少し低いのと、ブリッジ下に白い傷が入っているので綺麗にします。白くスジになった傷は木部まで入っているので、表板の塗装剥離が必要、綺麗に再塗装すれば新品同様に仕上がります。
まあ何とも変わったウクレレのブリッジ剥がれ修理です。ブリッジが飛んでしまったようで、接着面を綺麗にしてから貼り直します。カラーが吹いてあるウクレレなので元あった位置へ貼りつけるしかありませんが、少々弦長が怪しいのでピッチや音程が少し微妙な感じ、もう少し下へ下げて貼りたいところですが、カラーを再現できないので諦めました。
セルバインディングが収縮してくびれ部分が剥がれてくる症状、たまにやって来ますが、簡単に治りそうで治らないのがつらいところ。ただボンド入れて再接着すれば付くというほど簡単ではなく、一旦すべてのセルバインディングを剥がす必要があります。大抵4ヵ所のくびれ全てで剥がれていることが多いですが、今回は3か所、ですが一緒に4ヵ所全て剥がしてしまいます。
今回はちょっと変わったタイプのウクレレピックアップ取付修理。マイク単体では動作しないようで専用プリアンプから電源供給が必要なタイプ。エンドに12㎜の穴を開けるだけで取付自体はとても簡単で良かったのですが、ウクレレにしてはマイクがちょっと長くないか?ということで微調整が結構シビアなようですが、とりあえずは取付できました。
通常ヘッドに入っている各メーカーのロゴマークはいかに手を付けずに消えてしまわないよう細心の注意を払うところですが、今回は逆に消して欲しいというリクエスト。そういうことならお安い御用とロゴを消してからの再塗装修理です。インレタは塗装に貼り付けてあるだけなので研磨すれば簡単に消えてくれます。インレイだとこうはいきませんがマーチンはインレイではないので。