クラシックギター第一号2020.08.04
独立10年目にしてようやくクラシックギター第一号が出来ました。独立してからというものウクレレ工房としてやって来たのでギターを作るのはかなり久々、ウクレレ卸している問屋さんがクラシックギター専門店でもあるため、いつか作ることになるだろうとは思っていましたが、今までウクレレで手一杯でようやっと出来たクラシックギター、とてもいい音が出たのでまずは一安心でした。
独立10年目にしてようやくクラシックギター第一号が出来ました。独立してからというものウクレレ工房としてやって来たのでギターを作るのはかなり久々、ウクレレ卸している問屋さんがクラシックギター専門店でもあるため、いつか作ることになるだろうとは思っていましたが、今までウクレレで手一杯でようやっと出来たクラシックギター、とてもいい音が出たのでまずは一安心でした。
ようやく水研ぎ作業に入りました。長引く梅雨の為なかなか作業がはかどらず、また今回はクラシックギターを試作したので色々時間がかかってしまいました。独立して10年、ウクレレ工房として治具や機械類を揃えてきたので、ギターはやはり少し勝手が違いますが、今後少しづつウクレレと並行してギターも作っていければです。
何故だか2,3弦はシャープし1,4弦はフラットするという現象、以前も同じ例がありましたがそれも確かカマカ。ウクレレは弦長の短い楽器でピッチを完璧に合わせること自体どだい無理なのですが、年々シビアな要求が増えてきているのも事実。なので強引に合わせようとブリッジサドルを特殊な形状に削ってみました。1,4弦の接点がより前方に来るようにです。
マホガニーの古いマーチンソプラノ、ブリッジ4弦溝が拡がってしまい弦が引っ掛からないということでブリッジ交換修理になります。マホガニー材で弦を引っ掛けるブリッジを作れば、まあこうなるだろうなぁという典型的な症状です。ローG弦を張ったこともあるようで、細いハイG弦はもはや引っ掛け不可能。この部分だけ補強しても強度に不安が残るので、エボニーブリッジに作り替えました。
今回はご近所の方がお二人で。ウクレレのピックアップの調子が悪く音が出ないというので、同じパッシブのものを新たに取付け修理ともう1台はサドル調整になります。ピックアップはすでに開くべきところに穴が開いてあるので木部加工は必要なく、ただ取り付けるだけ。元々付いていたのが Fishman なので配線の半田付けを外す必要がありますが、でも大した手間ではありません。