左利き用ブリッジサドル製作2019.02.02
世の中は右利き用に何でも出来ていて、私も左利きなので不便さにはもう慣れっこですが、今回の修理は左利き用のブリッジサドルをというご依頼でした。ブリッジサドルの各弦ピッチ調整を右利き用から左利き用に作り替えます。元々付いていたブリッジサドルを見本にして左右を逆に、このサドルは3弦のみ後ろに下げる加工がされてあるので、左利き用でも同じく3弦のみ後ろに下げました。弦高は通常の2.5mmでいい感じです。
世の中は右利き用に何でも出来ていて、私も左利きなので不便さにはもう慣れっこですが、今回の修理は左利き用のブリッジサドルをというご依頼でした。ブリッジサドルの各弦ピッチ調整を右利き用から左利き用に作り替えます。元々付いていたブリッジサドルを見本にして左右を逆に、このサドルは3弦のみ後ろに下げる加工がされてあるので、左利き用でも同じく3弦のみ後ろに下げました。弦高は通常の2.5mmでいい感じです。
ウクレレネックはほぼ全てがマホガニーで作りますが、今度ハワイアンコアのカーリー材で作りたいという事で、良さそうな角材を探し出してきました。綺麗なカーリー杢が一面に出たコアの角材で表裏にするにはちょっと幅が足りない、横板にしかならないような材料でしたが、ネック材にはちょうどいい感じの寸法です。完全な柾目材では取れませんでしたが、木目も素直でいいんではないでしょうか?
ハイビスカス・インレイはワンポイントで14フレットあたりに、ホヌのインレイもいつもはワンポイントで入りますが、今回のは全ポジションマークでホヌ・インレイになりました。またホヌの向きにも、右向き左向き、色々あり何か陽気な感じ。12フレットでは幅ギリギリになってしまいましたが、まあ何とか治まってくれました。溝に嵌めて隙間には黒く染めたエポキシを流し込み平らに綺麗にしました
一見しただけで極端に表板が凹んでいるのが分かるトップ落ちしたソプラノウクレレ。かなり強烈に凹んでいます。トップ落ちはウクレレの宿命ですが、ここまで凹むと色々問題が出てきます。オーナーの方がブリッジサドル下に挟んだ紙が数枚。それでも間に合わずに、弦高2.0㎜でビレています。弦高2.5㎜強のエボニーサドルで作り直しました。強く弾くとまだ若干ビレますが弦も新しくしたしこれ以上は無理っぽい、まあ許容範囲といった感じです。
ウクレレでスロテッドヘッドはあまり想定されていないようで、実はあまりいいペグがありません。というかウクレレ・スロテッドヘッド用ペグというのは、知る限り見たことがないので、いつも仕方なくギター用のスロテッド・ペグを代用します。でギター用でもまあいいのですが、唯一の欠点が重いこと。気にする人はするので、ノーマルなスロテッド用ペグでアルミ製軽量ペグなんて出来ないかなぁといつも思うのですが。