ウクレレブリッジ再接着修理2018.09.01

ウクレレブリッジの再接着修理

 

綺麗に剥がれたウクレレブリッジの再接着修理です。少しトップ落ちはしているものの中にブレーシングも貼ってないので貼り直すこと自体は特に難しくはありませんが、でもとにかくウクレレは良くブリッジが取れます。ウクレレは小さいことに意味がある楽器ですが、小さいボディでそれなりに鳴らすためには板も薄くしなくてはいけませんし、薄いという事は強度もあまりないという事でトップ落ちは起こすし、色々大変な楽器だなぁとつくづく思います。

 

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古いカマカ・テナー修理2018.08.29

カマカ・エボニーブリッジ交換修理

 

かなり年季の入った古いカマカテナーの修理です。古いだけあって色々問題箇所があるテナーですが治します。ご依頼内容はUPTペグへの交換とネック反り矯正、それとブリッジ交換になります。その他にも指板横の表割れや裏板バスバー外れ等もありましたが、それらを治していたら大事になってしまうので、とりあえず今回は見送りになりました。とにかくネック反りが強烈で1度では治らず2度熱を加えて何とか矯正できたといった感じ。それでも弦を張ると軽い順反りになってしまうので、これ以上は無理っぽかったです。

 

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ウクレレ指板バインディング2018.08.25

ウクレレ指板バインディング

 

指板バインディングを貼る際にメイプルやハワイアンコアバインディング等、明らかに指板と色合いが違う場合は基本的にそのまま貼りますが、ローズやエボニーバインディングだと色がかぶってしまうので通常白い突板を挟みます。これはボディバインディングやパフリングでも同じ事で、ボディがハワイアンコアでバインディングもコアならその間には何か挟みたいところ。でないとパッと見、境目が分からなくなってしまいます。

 

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ウクレレ・エボニーブリッジ2018.08.22

ウクレレ・エボニーブリッジ

 

クラシックギターではまず使われないエボニーブリッジですがウクレレでは結構使われていますし、私も使っています。クラシックギターでは音が悪くなるという理由でエボニーよりローズ系ブリッジが主流、中でもハカランダブリッジがクラシックでは好まれますが、ウクレレでは特に音の劣化は感じないのでまあ問題ないかと。また私はやりませんが弦を引っ掛けるブリッジはエボニー以外だと結局溝が拡がってしまいブリッジ交換という事に。何だかんだ言って重宝しているエボニーブリッジだったりします。

 

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ウクレレブリッジ剥がれ修理2018.08.19

ウクレレブリッジ剥がれ修理

 

たまにやって来るウクレレブリッジの剥がれ修理です。今回は新品のブリッジがいきなり剥がれたようで接着が甘かった模様、ここまで潔く綺麗に剥がれてくれてると製作者には不名誉でも治すほうとしては正直治しやすいです。剥がれた勢いで塗装に傷が入るとちょっと厄介ですが今回はそれもないのでただ単に貼るだけ、残ったボンド滓は綺麗に取り除いてから一応接着位置・弦長補正等チェックして問題なければそのまま圧着です。

 

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