クラシック調サウンドホール・ロゼッタ2018.11.17
なにぶんクラシックギターばかり作ってきたので、こういうクラシック調ロゼッタが落ち着くというか、何だかんだ言って好きだったりします。ウクレレにはあまりイメージが合わないかもしれませんが、中にはこんなのがあってもいいでしょう。来月初旬に関西方面で展示即売会があるそうで、それに間に合わせるよう現在急ピッチで製作中です。なのにこれらに付けるペグやピックアップ類が未だ届かず、間に合うのかちょっと焦ってきました。
なにぶんクラシックギターばかり作ってきたので、こういうクラシック調ロゼッタが落ち着くというか、何だかんだ言って好きだったりします。ウクレレにはあまりイメージが合わないかもしれませんが、中にはこんなのがあってもいいでしょう。来月初旬に関西方面で展示即売会があるそうで、それに間に合わせるよう現在急ピッチで製作中です。なのにこれらに付けるペグやピックアップ類が未だ届かず、間に合うのかちょっと焦ってきました。
どんな木材もですが特にハワイアンコアは木目と垂直方向に入るカーリー杢が重宝されるところ、今回はあえて素杢材でという事でカーリーが全く入っていない素杢のハワイアンコアでテナーウクレレを製作してます。杢が入っていないどころか、サウンドホールの飾りもバインディングも無しのいたってシンプルな仕様、F’s uke で一切の飾り無しのウクレレは今までほんの数える本数だと思います。
ソプラノウクレレの表板剥がれ修理。落としてしまったようで結構広範囲にわたって剥がれてしまっています。ここまで広範囲に剥がれてしまうと、ボディの形が歪んでしまい再接着に苦労することがままあるのですが、このソプラノは合板製だからなのか歪みがほとんど無く、接着剤入れてわっぱで固定するだけの簡単な修理になりました。合板の楽器は通常バインディングを巻いて隠すものですが、このソプラノは隠す気ゼロの何とも潔いウクレレです。
ブックマッチ材とは文字通り本の見開きのように左右対称という事で、実際厚板をスライスしていけば何組ものブックマッチ材が取れますが、木目が板に対して垂直に入っていない場合も多く、その場合は隣り合わせの板同士でないとブックマッチに見えない事も。また今回のブックマッチ材は木目が斜めに走っているので、左右の木目が綺麗に揃うようにあえて少しずらして接ぎしました。
フローレンタイン・カッタウェイとはラウンドしてない尖ったカッタウェイの事、今回ソプラノではおそらく初めてのフローレンタイン・カッタウェイモデルを作ります。カッタウェイは通常テナーウクレレが主で、以前はほとんどラウンドしたカッタウェイを作っていましたが、最近は何故かフローレンが多いです。作る手間はどちらも一長一短があり、胴組みやバインディングの手間等を考えるとどっちもどっち、大した違いはありません。