ハワイアンコア・ブックマッチ材2018.11.05

ハワイアンコア・ブックマッチ

 

ブックマッチ材とは文字通り本の見開きのように左右対称という事で、実際厚板をスライスしていけば何組ものブックマッチ材が取れますが、木目が板に対して垂直に入っていない場合も多く、その場合は隣り合わせの板同士でないとブックマッチに見えない事も。また今回のブックマッチ材は木目が斜めに走っているので、左右の木目が綺麗に揃うようにあえて少しずらして接ぎしました。

 

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ソプラノ・ウクレレ・フローレンタイン・カッタウェイ2018.11.02

ソプラノウクレレ・フローレンタイン・カッタウェイ

 

フローレンタイン・カッタウェイとはラウンドしてない尖ったカッタウェイの事、今回ソプラノではおそらく初めてのフローレンタイン・カッタウェイモデルを作ります。カッタウェイは通常テナーウクレレが主で、以前はほとんどラウンドしたカッタウェイを作っていましたが、最近は何故かフローレンが多いです。作る手間はどちらも一長一短があり、胴組みやバインディングの手間等を考えるとどっちもどっち、大した違いはありません。

 

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突板を染める2018.10.30

突板を染める

 

昨日は天気が良く風もほとんど吹いていなかったので、久し振りに突板を染めてみました。というか染めていた突板を洗って干したというのが正解。修業時代は嫌というほど突板を染めましたが、独立してからはほとんどやっていません。ので今回はとても久々、まだ少し早いかとも思ったのですが、ちょっと使う予定があり試しに1枚洗ってみたところ、とても綺麗に染まっていたので、折角だからと全て洗ってしまいました。

 

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ノンカッタウェイ・テナー・コンサートスケール2018.10.29

ノンカッタウェイ・テナー・コンサートスケール

 

テナーウクレレではカッタウェイにすることも多いですが、今回はノンカッタウェイのコンサートスケールで製作します。以前製作したテナーウクレレは確かコンサート・ロングネックをテナーのショートネックという事で作りましたが、今回はさらに短いコンサートスケールで。スケールが変わる時にまず気にするのはブリッジ位置で、余り上過ぎたり下過ぎたりするのは、それはそれで有りかもしれませんが、あまり極端なのは避けたいところ。今回のはまあ許容範囲かという事で14フレットジョイントで大丈夫そうです。

 

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カマカ・ネック折れ修復2018.10.27

    カマカネック折れ修理 カマカネック折れ修復

 

完全に本体から離れてしまったネック折れの修復修理になります。ネックやヘッドに亀裂が入ったものはいくつか治したことがありますが、完全に離れてしまったものはちょっと記憶にありません。また木目と垂直方向に亀裂が入り、文字通りへし折られたような状態なので、判らないよう治すのは至難の業。実際完全に判らなくすることは出来ませんでした。ただ亀裂が完全に残ってしまうのもみっともないので、何とか目立たないように修復しました。

 

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