スポルテッドマンゴー・ターコイズ仕様2018.10.08
ターコイズは青一色で綺麗は綺麗なのですが光沢がほとんどないので、塗装したらどうなるだろうかとちょっと不安に思いつつ、完成してみたら光沢はあまり関係ありませんでした。それほどとても良く映えます。色味は青一色ですが所々黒い縞模様が入り、それがスポルテッドマンゴーの縞模様と何となく重なりいい感じ。トルコ「石」なのでアバロン貝とは違いキラキラ感が全くありませんが、完成したらそれが逆に映えるのかもしれません。
ターコイズは青一色で綺麗は綺麗なのですが光沢がほとんどないので、塗装したらどうなるだろうかとちょっと不安に思いつつ、完成してみたら光沢はあまり関係ありませんでした。それほどとても良く映えます。色味は青一色ですが所々黒い縞模様が入り、それがスポルテッドマンゴーの縞模様と何となく重なりいい感じ。トルコ「石」なのでアバロン貝とは違いキラキラ感が全くありませんが、完成したらそれが逆に映えるのかもしれません。
いくらいい音がしようとブリッジが正しい場所に付いていなければ駄目だろうとは思わないのだろうか?右に寄り、斜めになり、さらに上方にズレるという状態で、もはや楽器でないところを何とか楽器として蘇らせるべく修理します。右に寄っているのはオーナーの方も諦めるという事なので、あえていじらずブリッジ溝を後方へずらすために掘り直します。幸い溝を掘るスペースが十分あったので、元の溝は一旦埋木してから後方へ掘り直しました。
付属のエンドピンジャックが緩んでいたようで、ご自分で締め付けたところガリガリと傷を入れてしまったようです。カマカの高そうなソプラノ・パイナップルですし分からないように綺麗に治します。もし傷が浅く塗装だけで収まっていたなら水研・バフで治る場合もありますが、今回は傷の深さもそれなりで木部まで行っていたので、その部分だけ完全に一旦木地を出す必要があります。研磨して完全に傷を消してから部分塗装で仕上げました。
チェリー製マーチンソプラノの塗装塗替え修理です。ご自分で表板にスプレーされたようで、塗装がまだらになった状態でやって来ました。全体的に程度が良く深い傷もほとんどなかったので、このまだら状の塗膜だけ綺麗に除ければよかったのですが、やはりそれは中々難しくて結局表板の塗装を剥離することに。下塗り後、表板のみ着色、横裏となるべく違和感ないように色合わせして最後に艶消しを全体に吹きつけました。
以前ご依頼頂いたカマカのナット・サドル交換修理、ハイフレット付近で弦落ちするという事で再度送ってもらい、もう一度作り直しました。カマカは弦間隔が広く1弦がより外側に来るので、確かに弦落ちしやすいかもしれません。でよく見るとブリッジが若干右寄りに付いていて、根本的にはこれが原因みたいですが、ここを治すと大修理になってしまうので、ブリッジはいじらずナット側で調整します。