弦高調整修理2018.05.27

弦高調整修理

 

弦高は通常1,4弦の12フレット位置で測り2.5㎜くらいが標準ですが、弦高が2㎜に向かって下がるに従いビレやすくなり、逆に3㎜に近づくと高すぎて弾き難くくなります。で今回の個体は3㎜超えていたので、これはさすがに高すぎ。弦高を0.5㎜下げるためにはその倍の1㎜サドルを下げる必要があるので、下げようと思いきやあまり削る余裕が…。サドルがブリッジ溝からちょうど1㎜くらいしか出ていなかったので、仕方なくブリッジそのものを削ることになりました。

 

続きを読む »

UPT‐フリクションペグ交換修理2018.05.26

UPT-フリクションペグ交換修理

 

古いフリクションペグからUPTペグへの交換、これが一番簡単な交換修理ではあります。少し心得があれば素人の方でもできてしまうくらい簡単かも。UPTは大抵のペグより開ける穴の径が大きいので、元々開いていたペグ穴を大きく開け直すだけ。フリクションペグのブッシュが固く固定されている場合は、外すのにちょっとコツが要りますが今回のは緩かったので簡単に外れてくれました。

 

続きを読む »

カマカバリトン・ブリッジ作り替え修理2018.05.23

カマカバリトン・ブリッジ再製作修理

 

中古のカマカ・バリトンウクレレのブリッジ剥がれ・作り替え修理になります。中古で購入したばかりみたいですが、弦を張ったらいきなりブリッジが剥がれてきたようなので治します。元々のブリッジもバリトンにしてはちょっと小さい感じで、弦もギター弦の巻き弦を張り調弦も変則なので、今回は2回りくらいありそうな大きめのブリッジに作り替えました。ブリッジの接着位置もちょっとうまくなかったので、これを機会に正確な位置へ貼り直しました。

 

続きを読む »

ブリッジ剥がれ・オーバーホール修理2018.05.21

ブリッジ剥がれ・オーバーホール修理

 

古い中西ウクレレのブリッジ剥がれ・オーバーホール修理になります。弦を引っ掛けるタイプのブリッジはその引っ掛けるスペースの分だけ接着面積が小さくなるので、接着強度が落ちないかなぁと思わなくもないですが、今回のウクレレもブリッジが完全に剥がれた状態でやって来ました。剥がれかかっているよりむしろ完全に剥がれていてくれた方が、接着しなおすのも楽ですし、強度的にもキチンと接着し直せるので安心です。

 

続きを読む »

カマカブリッジ再製作修理2018.05.20

カマカブリッジ・再製作修理

 

カマカ・コンサートのブリッジ再製作修理です。コアやマホガニーのウクレレブリッジだとエボニーほど頑丈ではないので、長年の使用に耐えられないことも。今回のコンサートのブリッジも弦を引っ掛ける溝が広がってしまい、調弦で外れる危険もあったのでエボニー製ブリッジに作り替えました。以前も同じ修理を行ったことがあり、そのブログ記事を見た方の同じ内容の修理依頼です。元々のブリッジが結構小さめだったので、あまり違いがないように少し小さめにエボニーブリッジに作り替えました。

 

続きを読む »

Top