カマカ・ネック折れ修復2018.10.27
完全に本体から離れてしまったネック折れの修復修理になります。ネックやヘッドに亀裂が入ったものはいくつか治したことがありますが、完全に離れてしまったものはちょっと記憶にありません。また木目と垂直方向に亀裂が入り、文字通りへし折られたような状態なので、判らないよう治すのは至難の業。実際完全に判らなくすることは出来ませんでした。ただ亀裂が完全に残ってしまうのもみっともないので、何とか目立たないように修復しました。
完全に本体から離れてしまったネック折れの修復修理になります。ネックやヘッドに亀裂が入ったものはいくつか治したことがありますが、完全に離れてしまったものはちょっと記憶にありません。また木目と垂直方向に亀裂が入り、文字通りへし折られたような状態なので、判らないよう治すのは至難の業。実際完全に判らなくすることは出来ませんでした。ただ亀裂が完全に残ってしまうのもみっともないので、何とか目立たないように修復しました。
問屋さんから至急ピックアップを取り付けろという指令が・・・仕方がない、やりましょう。エンドピンジャックの12㎜の穴とピエゾ用の3㎜の穴をそれぞれ開けて取り付けます。作業自体はそれほど難しくはないので、午前中指定で届いたウクレレにピックアップを取り付け、お昼には発送することが出来ました。エンドピンジャックの穴は後付けだと開けるのに少々気を使いますが、塗装面に傷を入れないよう冶具も作ってあるので特に難しい事はありません。
ハワイアンコア材でダブルピックガードを G-string 用に製作します。F’s uke や KOU ukulele でピックガードを作る場合はサウンドホールロゼッタの飾りやボディパフリングを見せるように、ギリギリのところで作りますが、G-string のオリジナルはスプルースが見えるくらいに内側へ入るようなので、その通りに製作しました。ハワイアンコアも中々綺麗なカーリー材でちゃんとブックマッチになっています。
作ったことすらすでに遠い記憶の彼方にある F’s uke の第一号、ロッド番号001です。ペグのツマミが割れたという事で帰ってきました。この頃はまだUPTが世に出ていなかったので、普通のフリクションペグ。丁度在庫があったのでツマミだけ交換して簡単に治りました。表板がスプルースなのでそれなりに日焼けしていますが、他には特に目立った故障箇所もなく状態もいい具合、ピックガードは後から頼まれて簡易的に作った記憶があります。
サップ好きの人にはたまらない?一応マスターグレード・サップ入りハワイアンコアのセットです。サップとは木の白太部分の事、よく虫が喰っていたり割れが入っていたりする、あまり強度のない部分ですが今回のは大丈夫そう。均一で綺麗なカーリー材もありましたが、あえてギラギラした感じのコアがいいという事で選んでもらいました。最初ソプラノのロングネックというお話でしたが、綺麗な材料が勿体ないという事でコンサートに変更になりました。