ブリッジ浮き接着修理2018.06.04

  ブリッジ浮き接着修理 ウクレレブリッジ固定2本のビス

 

ブリッジ浮きの接着修理になります。本来なら一旦剥がしての再接着が理想ですが、今回は簡単に治らないかということで、そのまま隙間にボンドを入れて接着することになりました。ですがクランプで圧着してもびくともせず隙間が閉じません。もしやと思い中を覗いてみると、案の定ネジ止めされている模様。これはちょっと簡単には治らない修理になってしまいました。

 

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裏板クラック修理2018.06.01

  中西ウクレレ・裏板割れ修理 中西ウクレレ・裏板クラック修理

 

最近良く来る中西ウクレレ、今回は裏板の割れ修理になります。乾燥による割れのようで開いてしまっているため埋木が必要、板目材なのでどうしても割れやすいですが、なるべく色合わせをして埋木をします。表の割れなら補強パッチを圧着して接着出来ますが、今回は裏板なので押さえが出来ません。のでエポキシ系接着材で固めるように補強パッチを貼り付けました。

 

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カマカ・ナット・サドル交換修理・他2018.05.29

カマカ・ナットサドル交換修理

 

昔のウクレレはローコードのみの伴奏演奏がメインでしたので、あまりオクターブ調整という事はされていませんでした。ので当然弦長補正やピッチ調整等は行われず、オクターブが狂っていても問題にはならなかったようですが、最近では演奏スタイルの幅が広がり、プレーヤーの要求も上がってきているので、そうも言っていられません。カマカでも最近ではキチンと弦長補正やピッチ調整は行われているようです。今回は元々付いていた人工象牙からオイル漬けのビンテージ骨でのナット・サドル作り変え修理でした。

 

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弦高調整修理2018.05.27

弦高調整修理

 

弦高は通常1,4弦の12フレット位置で測り2.5㎜くらいが標準ですが、弦高が2㎜に向かって下がるに従いビレやすくなり、逆に3㎜に近づくと高すぎて弾き難くくなります。で今回の個体は3㎜超えていたので、これはさすがに高すぎ。弦高を0.5㎜下げるためにはその倍の1㎜サドルを下げる必要があるので、下げようと思いきやあまり削る余裕が…。サドルがブリッジ溝からちょうど1㎜くらいしか出ていなかったので、仕方なくブリッジそのものを削ることになりました。

 

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UPT‐フリクションペグ交換修理2018.05.26

UPT-フリクションペグ交換修理

 

古いフリクションペグからUPTペグへの交換、これが一番簡単な交換修理ではあります。少し心得があれば素人の方でもできてしまうくらい簡単かも。UPTは大抵のペグより開ける穴の径が大きいので、元々開いていたペグ穴を大きく開け直すだけ。フリクションペグのブッシュが固く固定されている場合は、外すのにちょっとコツが要りますが今回のは緩かったので簡単に外れてくれました。

 

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