カマカ・ブリッジ剥がれ・再接着修理2017.12.01
古いカマカのブリッジ剥がれ修理。ウクレレのブリッジはギターより小さいとはいえ、弦のテンションはそれなりに強いのでブリッジ剥がれは割と良く依頼される修理の一つ。ブリッジ剥がれ対策でブリッジを大きめにすると、それはそれで音にも影響するので悩ましいところですが、とにかく治します。今回のカマカは表板の歪みも特になく普通にタイトボンドで接着できました。
古いカマカのブリッジ剥がれ修理。ウクレレのブリッジはギターより小さいとはいえ、弦のテンションはそれなりに強いのでブリッジ剥がれは割と良く依頼される修理の一つ。ブリッジ剥がれ対策でブリッジを大きめにすると、それはそれで音にも影響するので悩ましいところですが、とにかく治します。今回のカマカは表板の歪みも特になく普通にタイトボンドで接着できました。
カマカの表板交換修理です。上からかなりの衝撃で踏みつけられたようで、ここまで来るとさすがに交換しかありません。音が気に入っているという事で最初このまま修理できないかという打診でしたが、これはちょっと無理でした。裏板開けて補強板いくつも貼り付ければ、やってやれない事はないかもしれませんが、音は当然変わってしまうだろうし修理代金もかえって高額になりそう、なので今回は表板交換になりました。
ハカランダに限らずローズ系の板は必ず専用ホットプレスで焼きます。以前はハワイアンコアも焼いたりしていましたが、コアはそれほど動きやすい木でもないし乾燥室に入れておくと結構カラカラに乾いている感じなので最近は焼いていません。ハカランダやローズウッドは焼くとヤニが染み出てきて黒くなります。ハカランダに詳しい方から少し温度が高いのでは?と言われてしまいました。もう少し低い温度でじっくり焼いた方がいいのかもしれません。
前回はカマカで今回は中西ウクレレのUPTペグ交換修理です。共に普通のフリクションペグからの交換なので難しいことは何もありません。今回の中西はフリクションペグのブッシュも裏から指で押すだけで簡単に取れたので簡単。前回のカマカはブッシュが固く外すのにクランプが必要でしたが、今回はそれすら必要ありませんでした。ブッシュを外せばあとはUPTに合わせた径の穴を開け直せば取り付けることができます。
最近ブログの更新も滞りがちでしたが、ようやく残りウクレレのクリア・フィニッシュが終了し、しばらく乾燥期間にはいります。今回は先にどうしても仕上げなくてはいけないウクレレが約9台あったので遅れ遅れになってしまいましたが、やっとここまで来ました。完成までもうしばらくお待ちください。特に今は冬場なので中々塗装が乾燥してくれません。しばしお待ちを。