ウクレレフレット・バリ取り修理2017.10.06

フレットバリ取り修理

 

フレットバリとは指板際からフレットが飛び出す現象。指板が乾燥で縮み、フレットは縮まないことで起こる現象です。今回はフレットのバリ取り修理というご依頼でしたが、実際にはほとんどバリは出ていませんでした。ただ指板際の面取りが小さく、フレットの処理もされていませんでしたので、それで弾いていて痛く感じる原因でした。面取りをもう少し大きく、それに合わせてフレット処理も行います。

 

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ハカランダ・テナー&バリトン2017.10.03

      ハカランダ・バリトンウクレレの裏板 ハカランダ・スプルース・バリトンウクレレ 

 

長年クラシックギターばかり作ってきたのでクラシック風なウクレレを作るというわけでもないのですが、今回のご依頼主はクラシックギターを弾く方なのでクラシックギターっぽいテナーとバリトンウクレレにしてみました。それにしてもこれほど見事なハカランダ、一体いつまで使うことができるかといった感じですが今回は贅沢にテナーとバリトン両方でとっておきのハカランダを使用しました。

 

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猫入りミニチュアウクレレ2017.10.01

猫入りミニチュアウクレレ

 

日本人は昔から盆栽文化というか、小さな世界に宇宙を見るというか、とかく小さなものが好き。ミニチュアウクレレの事を記事に書くと SNS で明らかに反応が違うのが分かりますが、今回もミニチュアウクレレが1台完成しました。黒蝶貝のボディパフリングを巻き、ブリッジ下に猫のインレイ入り。もう少し焦げ茶色の猫にしたかったのですが、このコア材に吹いたら妙に赤っぽい猫になってしまいました。

 

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カマカブリッジ交換修理2017.09.28

 カマカブリッジ交換修理 カマカnewブリッジ接着前

 

カマカのブリッジ交換修理です。元々付いていたブリッジは弦を溝に引っ掛けるタイプ、まだ何とか大丈夫そうでしたがナット・サドルをビンテージボーンで作り治す機会に、ブリッジも弦を結ぶタイプのものにしようという事に。ブリッジの白の2本線はサドルに合わせて象牙セルで色味を合わせてみました。ビンテージボーンはバフを掛けると牛骨よりいい感じで艶が出ます。カマカの元々のサドルは樹脂かプラスティックかなので、ビンテージボーンだとそれだけで高級感が出ますね。

 

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セニーザ・ウクレレペグ交換修理2017.09.26

セニーザ・フリクションペグ セニーザ・UPTペグ交換修理

 

今回はセニーザのペグ交換修理、フリクションペグからUPTペグへの交換です。フリクションペグからUPTへの交換はとても簡単にできるので特に問題はありませんでした。ヘッドの厚みも丁度いい10㎜、薄すぎず厚過ぎずでいい感じです。たまに10㎜以下のヘッド厚や逆に12㎜以上で付かない場合も。厚いヘッドにはそれに対応したUPTLがありますが、薄い場合にはちょっと手間がかかります。

 

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