マンドリンのフレット交換2016.11.18

マンドリンフレット交換

 

専門外ではありますがモーリスのフラットマンドリンのフレット打ち変え修理を行いました。元々打たれていたフレットはウクレレのものと同じような細いもの。押さえ難いということでギター用の幅広フレットへ打ち変えます。復弦のマンドリンなのでネックもそれなりに反っています。指板修正で真っ直ぐに削りなおしてから幅広フレットを打ちました。フレットエッジ加工されたバインディングでしたが、これを残したままのフレット打ち変えは相当な手間になり高くついてしまいますので、ご依頼されたご本人の許可をもらい削ってしまいました。

 

続きを読む »

ハカランダボディ内部の塗装2016.11.16

ハカランダのボディ内部塗装

 

ハカランダのボディ内部はクラシックギター時代からの名残りでいつも塗装をします。乾燥やクラック防止のためにエアブラシを使って。平面を塗装するのとは違い、ボディ内部は色々入り組んでいるのでスプレーガンよりエアブラシのほうが小回りが利いて吹きやすかったりします。下塗りをすれば本当はもっときれいに仕上がるのですが、そこまではなかなか手間で見た目より保護ということからクリアを直接吹き付けます。

 

続きを読む »

ウォルナット・マンゴーのロゼッタパフリング2016.11.13

カーリーマンゴーのロゼッタパフリング ウォルナットのロゼッタパフリング

 

今回試しに中国より取り寄せた何種類かのパフリング材。せっかくだからとウォルナットとカーリーマンゴーのロゼッタに入れてみました。幅広の溝を掘りパフリング貝を両側のパフリングで挟んで埋め込みました。デザインも華やかで思ったよりいい感じ。使えるかとちょっと不安でしたが、これなら何とか行けそうです。ウォルナットとマンゴーのコンサートは今回で3本目。ハワイアンコアのウクレレばかりの中目立つのかそれなりに好評らしく、売れるならいくらでも作ります。

 

続きを読む »

イニシャルインレイ・ホヌインレイ2016.11.09

イニシャルインレイ・ホヌインレイ

 

久々のインレイワークです。イニシャルのインレイは指板の最終エンドへ、ホヌのインレイは10フレットへ違うウクレレにそれぞれ入ります。グラインダー等で粗削りをしてから細かい棒ヤスリでもう少し形を整えた後に指板へ埋め込みます。ホヌのインレイは久々だったので、ちょっと勘が鈍ったか少し時間がかかってしまいました。小さなインレイなので気を付けないと欠けてしまったりすることもありますが、今回は一応大丈夫でした。

 

続きを読む »

ハカランダの横板の割れ止め2016.11.07

ハカランダ横板の割れ止め

 

ハカランダはローズウッドに比べると音がいい反面、堅く粘りのない木なので割れやすいのがネックなのですが、少しでもそれを防止するために割れ止めを貼ります。クリップで挟んで接着するのが一般的ですが、もう少しガッチリ押さえたいので私の場合はクランプで固定します。ハカランダは割れる時は何をやっても割れてしまうので悩ましいところですが、予防措置はしないに越したことはありません。

 

続きを読む »

Top