ウクレレバスバーの剥がれについて2016.02.11
ウクレレに限らずですが、長年使用していると表裏のバスバーやブレーシングが剥がれてくることがあります。大抵は音に雑音が混ざることで気が付くのですが、ボディをコンコンと叩くと明らかにおかしなビリ付きを発見して、ああこれかとなります。別段音に影響がなければ、そのまま使い続けてもいいのかもしれませんが、音に雑音が混ざることが大抵なので、そうなるとどうしても治さなくては楽器として成立しません。
ウクレレに限らずですが、長年使用していると表裏のバスバーやブレーシングが剥がれてくることがあります。大抵は音に雑音が混ざることで気が付くのですが、ボディをコンコンと叩くと明らかにおかしなビリ付きを発見して、ああこれかとなります。別段音に影響がなければ、そのまま使い続けてもいいのかもしれませんが、音に雑音が混ざることが大抵なので、そうなるとどうしても治さなくては楽器として成立しません。
中塗り塗装は上塗り塗装前の塗装工程を言います。ハワイアンコアやローズウッド等、材の導管が大きいものは何度も繰り返し塗り導管を埋める必要があります。逆にスプルースやメイプル等の導管が小さい材の場合にはそれほど回数を重ねて塗らなくても、すぐに導管が埋まってくれます。ウクレレ工房 F’s uke の塗装は中塗りは刷毛塗り、上塗りは吹き付け塗装で行っています。
何とも贅沢な楽器があるものだと思いつつもご注文をいただきましたので次回オールハカランダのコンサートウクレレを製作します。ハカランダは硬く粘りのない木材ですが音のはね返りが素晴らしく、スプルースとの組み合わせでとてつもなく鳴ってくれる材です。ですが今回はトップ材もハカランダ。オールハカランダのウクレレはいくつか世の中にあるようですが、ウクレレ工房 F’s uke では通常スプルース・ハカランダの組み合わせでしか製作していません。
指板面を真っ平に削るクラシックギターの世界に長らくいたので、指板面は平面なイメージが頭にこびりついていますが、実際には指板面を曲線に削ることもあります。指板面にR が付いたものをラディアス指板と言いますが、基本的にクラシックギターやウクレレは指板面がフラット、エレキギターやアコースティックはラディアス指板です。
ポジションマークはウクレレの場合、通常5,7,10,12フレットに入れます。エレキやフォークでは…5,7,9,12…ですがウクレレは9が10になります。それに合わせてサイドポジションマークも同じ場所へ、12フレットだけは表横それぞれに2つづつ入れています。もちろんご依頼があれば任意の場所にも入れることができますし、入れない方が良ければ当然入れないことも可能です。イニシャルもご依頼があれば任意の場所に入れています。