ウクレレ塗装前の木地磨き2016.04.11
ウクレレの木地磨きが無事に終わり昨日から塗装に入りました。この後下塗り・サンディング・上塗り塗装と続きます。木地磨きの出来具合が結局は最終仕上げの具合に影響するので、すき間や凹み等できるだけ見落としなく綺麗に磨き上げます。またこの段階でサウンドホールの中に木屑等が入っていて、塗装中に出てくることもあるので掃除機で吸い取っておきます。
ウクレレの木地磨きが無事に終わり昨日から塗装に入りました。この後下塗り・サンディング・上塗り塗装と続きます。木地磨きの出来具合が結局は最終仕上げの具合に影響するので、すき間や凹み等できるだけ見落としなく綺麗に磨き上げます。またこの段階でサウンドホールの中に木屑等が入っていて、塗装中に出てくることもあるので掃除機で吸い取っておきます。
以前製作したメイプル・スプルースのパイナップルウクレレ。ストラップピン・ピックアップ取り付け修理と一緒にピッチ調整もということで届きました。まだ作ってから日が浅いのでとても綺麗な状態のウクレレです。今の仕事が一段落してから近日中に修理します。
ベビーウクレレのフレット追加修理が届きました。先日作った F’s uke のベビーウクレレは17フレットまで打ちましたが、このウクレレは12フレットまで。指板にまだ余裕があるので13,14フレットを追加します。打たれているフレットも私が普段使っているフレットと同じもののようなので、これをそのまま使います。艶消し塗装のウクレレなので傷を入れないようにガードしてからフレット溝を切ります。
ウクレレネックの棹削りはネックをボディにセットして指板を接着した後に行います。ボディにセットする前、ネックの状態で半加工できればいいのですけど、まあウクレレのネックは小さく削るのも訳ないので自作のナイフ1本で削ります。繰り小刀は使いません。刃先が大きく小回りが利かないので修行時代からナイフは自作していました。
ウクレレの指板は溶かした膠で接着しています。膠専用の湯煎器で粒膠を溶かします。前日から水に漬けておくと膠は簡単に溶けてくれますが時間をかければそのままでも可。またカビの生えた膠は接着力が弱くなり使えないので、残った膠は冷蔵庫で保管等が必要です。指板のように接着面が広い場合は薄めの膠で、ブレーシング接着や接ぎ等の場合には濃い目の膠で。また杉材の接ぎは膠を吸い込んでしまうのでさらに濃い目の膠で・・・と膠は取り扱いが色々面倒ではあります。