ソプラノウクレレのブリッジ接着2016.03.24
ブリッジ交換のソプラノウクレレ2台の接着がようやくできました。1台はブリッジの接着位置が間違っていたのでブリッジを作り直して再接着、もう1台はマホガニーのブリッジの弦を通す溝が広がってしまっていたので、黒檀でブリッジを作り直しての再接着修理です。ブリッジ接着はテンションがかかる場所でもあるので必ず1晩固定し続けて、完全に硬化するまでクランプは外しません。
ブリッジ交換のソプラノウクレレ2台の接着がようやくできました。1台はブリッジの接着位置が間違っていたのでブリッジを作り直して再接着、もう1台はマホガニーのブリッジの弦を通す溝が広がってしまっていたので、黒檀でブリッジを作り直しての再接着修理です。ブリッジ接着はテンションがかかる場所でもあるので必ず1晩固定し続けて、完全に硬化するまでクランプは外しません。
F’s ウクレレのナットやサドルの材料は漂白した牛骨材にほぼ統一しています。この材料が楽器には一般的ですし材料として業者から安価で購入もできるので、何も指定がなければ牛骨で統一しています。今回ビンテージボーンという無漂白でオイル漬けされた黄色い牛骨材を取り寄せたのを機に、そういえば象牙の端材を持っていたことを思い出して引っ張り出してみました。
ハカランダはローズウッドの一種ではありますが、他のローズウッドと違い硬く粘りのない木材です。この硬さは音が良くはね返り素晴らしいのですが、硬さゆえに割れやすいのが欠点。ハカランダでウクレレを作るときにはいつも裏板のバスバーを1本増やし、横板にも割れ止めを接着しています。
ハワイアンコアと言えばウクレレ材の代表格ではありますが、何もそれでなくてはいけないわけではないので今回はウォルナット材でコンサートウクレレを作ってみます。ウォルナットはハワイアンコアより色が濃い以外は木目や硬さ等、とてもよく似た材料です。音もどんな音がするか、おそらくハワイアンコアと同系統の音だと思いますが完成したら比べてみたいと思います。
古いマーチンソプラノのブリッジ交換修理です。マホガニーブリッジの弦を引掛ける溝が広がってしまい、これでは弦が外れてしまいそう。また何人かオーナーが変わっているのか、どこかの段階でブリッジを接着し直した形跡がありますが、どう見ても素人仕事。接着がうまくないのでいつかは取れてしまいそうです。