ウクレレのフレットは先に打つべき?後に打つべき?2016.01.29
ウクレレ工房 F’s uke のフレット打ちのやり方は茶位工房時代から一貫して変わらず、ネックに接着し、棹削りが終わった後に行います。よく接着前の指板に先にフレットを打つ製作家がいますが、よくそんなことができるなぁと感心してしまいます。先に打つ場合にはネックの接着面を完全な平面にする必要がありますし、棹を削って微妙に逆反ったりしたら対処のしようが無いと思うのですが。
ウクレレ工房 F’s uke のフレット打ちのやり方は茶位工房時代から一貫して変わらず、ネックに接着し、棹削りが終わった後に行います。よく接着前の指板に先にフレットを打つ製作家がいますが、よくそんなことができるなぁと感心してしまいます。先に打つ場合にはネックの接着面を完全な平面にする必要がありますし、棹を削って微妙に逆反ったりしたら対処のしようが無いと思うのですが。
今回直接ご注文いただいたウクレレのヘッド達です。テナーウクレレ、コンサートウクレレ、ベビーウクレレと色々ですがヘッド形状はマーチンタイプのものばかり。ベビーウクレレのヘッドは厚さ10mmでいつもより一回り小さく。あと某有名プレーヤーのモデルと同じものをということで、ハカランダ天神にコアバインディングの豪華仕様です。
クラシックギターでは指板バインディングはおろかサイドも含めポジションマークすらも通常入れませんが、それ以外ギター・ウクレレ等では主に高級機種で指板バインディングが貼られます。今回はそれぞれご注文に応じて、メイプルバインディングやハワイアンコアバインディング、ローズウッドバインディング等色々。ローズは黒檀と色がかぶるので白の突板を挟みました。
木工では接ぎが一番難しいと言われます。2.3㎜の薄い板を貼り合わせる接ぎは接着面が狭いこともあって仕方がないのですが、裏板の場合は補強のために割れ止めを接着します。将来的に接ぎ部分が開いてこない為の補強ですが、もちろん1Pの1枚板の裏板では割れ止めを貼る必要はありません。
マーチンで採用されていることで有名なパウア貝。パフリング用の装飾貝はオーストラリアから取寄せます。貼り合わせたラミネート貝ではなく削り出しの貝なので色がカラフルで気に入ったこともあり、今では全てオーストラリアから。いつもはカーブしたグリーンアバロン貝ですが、今回はいくつかリクエストをいただいたこともあり、パウア貝のパフリング貝を少しまとめて注文してみました。