クラシックギター製作2021.12.27
クラシックギター1台製作中です。試作品で何台か作りましたが今回正式にオーダーされた方がいたので、この楽器がギター第一号といってもいいかもしれません。ローズウッド・スプルースのプライムギターです。ロゼッタはまだあまり種類がなく試作品と同じバラ模様のロゼッタになりました。今日ようやく磨き終わって塗装に入りました。年内に何とか塗装まで終わらせてから正月休みと考えていたので、まあ一応予定通り。来年休み明けから仕上げに入ります。
クラシックギター1台製作中です。試作品で何台か作りましたが今回正式にオーダーされた方がいたので、この楽器がギター第一号といってもいいかもしれません。ローズウッド・スプルースのプライムギターです。ロゼッタはまだあまり種類がなく試作品と同じバラ模様のロゼッタになりました。今日ようやく磨き終わって塗装に入りました。年内に何とか塗装まで終わらせてから正月休みと考えていたので、まあ一応予定通り。来年休み明けから仕上げに入ります。
セルバインディングがくびれ部分で剥がれてしまういつもの症状。強引に押さえて接着できれば簡単なのですが、ここまで開いてしまうとちょっと無理。黒白のパフリングは何とかなってもセルバインディングは一旦剥がさなければ再接着できません。幸いこのウクレレのバインディングは表側だけで裏側には巻かれていないので、通常は表裏4箇所が全て剥がれてしまうことが多いですが、今回は表側2箇所で済みました。一旦全て剥がしてから接着し直し、お尻部分に5mmほど付け足しました。
最近はブログネタがなく更新サボり気味なのでたまには。今回ハカランダコンサートを2台製作中でいつものように横板に割れどめを貼りました。ハカランダは硬く割れやすい木なのでいつも必ず補強の割れ止めを貼ります。今回のハカランダはボディ厚が薄めの60mm。コンサートにしてはかなり薄めなボディですがそれでもスプルース・ハカランダの組み合わせだととても良く鳴ります。弾き込めば弾き込むほどさらに鳴って来ますので、どうぞ是非弾き込んでみてください。
表板に書かれたサインを消してほしいというご依頼。たまに有名プレーヤーのサインが書かれたウクレレを見かけますが、色々消したい事情もあるのでしょう、一度入れたら消えない刺青とは違い、このくらいなら簡単に消すことができます。何か溶剤で拭き取ったような跡も残っていますが、水研・バフで綺麗になりそうなところ、せっかくだからと表板全面の再塗装となりました。擦り傷は多少あれど全体的には綺麗な状態を保っているようなので、塗膜剥離までは必要ないかな?新品同様に仕上げます。
マスターグレードのカーリーハワイアンコアでテナーウクレレを。今回のテナーは青のパフリングを使用したのでちょっと雰囲気がいつもと違う感じです。マスターグレード材は数に限りがありますが全て写真を撮ってあるので、その中から選んでいただいたハワイアンコア材です。実際に現物も見てもらい納得のマスターグレード・ハワイアンコア、もうあるだけ、数に限りがあるのでお早めにどうぞ。ボディ内部も塗装をしたので中もカーリー杢が綺麗です。サインを書いて欲しいということで、サウンドホールから覗き込むと下手くそな字のサイン入りです。