オールマホガニーバリトン・テナースケール2020.12.23
バリトンウクレレボディにテナースケール、この仕様では2台目の製作です。同じ方からのオーダーで前回はスプルース・ローズウッドのテナースケール仕様でした。ショートスケールの関係でジョイントは13フレットにしてブリッジ位置を調整しました。またブリッジは珍しくブリッジピンタイプに、プラスチック製でなく牛骨製ピンでバフを掛けて光らせてみました。
バリトンウクレレボディにテナースケール、この仕様では2台目の製作です。同じ方からのオーダーで前回はスプルース・ローズウッドのテナースケール仕様でした。ショートスケールの関係でジョイントは13フレットにしてブリッジ位置を調整しました。またブリッジは珍しくブリッジピンタイプに、プラスチック製でなく牛骨製ピンでバフを掛けて光らせてみました。
シープレスは主にフラメンコギターの裏横材で使用されますが、ウクレレで使われるのは珍しいかもしれません。今回のコンサートはスプルーストップに裏横シープレスでカッタウェイ仕様、天神とブリッジはこれまた珍しくココボロ材という色々初めての仕様となりました。白系のボディにココボロの鮮やかな赤色がいい感じ、艶消し塗装で仕上がりました。
上グレードハカランダとドイツ松の最強の組み合わせ、ドイツ松はマスターグレードで腰があってとても良い材料。とてもいい音が出て喜んでもらえたようで良かったです。ペグはウェイバリーのギアペグを持ち込みで、いつも Gotoh ばかりですがたまには違うペグも新鮮で、回転もスムーズだし文句無しでした。
この個体は以前激しく割れた表板を交換したウクレレですが、またまた激しく割れて帰ってきました。上から強烈に圧力がかかったようで表板はもちろん、横板、裏板の一部も割れています。結構いい音がしているだけに勿体ないことですが綺麗に治します。今回は部分塗装で仕上げることになるので新品同様とはいきませんが、出来るだけ綺麗になるようやってみます。
何十年も前のかなり古いソプラノウクレレのブリッジ剥がれ修理。剥がれた面にはまだかなりの木片が残っているので、接着自体は強固にされていたようですが、それでもかなりの年月が経つと取れてしまうのはウクレレの宿命か?ウクレレのブリッジは小さいので、弦のテンションに耐えられずに取れてしまうことはまあ多々あります。