ハカランダ・バリトンウクレレ2018.03.26
海外ではウクレレと言えばテナーウクレレが標準ですが、日本ではまだまだコンサートウクレレが定番なところ、バリトンウクレレはほとんど見向きもされない存在。作ってもそう簡単には出ていかないよと言われたものの、今まで何だかんだで10台は作ったか、長らく楽器店で日陰の存在だったバリトンウクレレが最近立て続けに出て行ったらしく、また現在も1台ハカランダでバリトンを作ることに。バリトンウクレレ・ブームの到来・・・かな?
海外ではウクレレと言えばテナーウクレレが標準ですが、日本ではまだまだコンサートウクレレが定番なところ、バリトンウクレレはほとんど見向きもされない存在。作ってもそう簡単には出ていかないよと言われたものの、今まで何だかんだで10台は作ったか、長らく楽器店で日陰の存在だったバリトンウクレレが最近立て続けに出て行ったらしく、また現在も1台ハカランダでバリトンを作ることに。バリトンウクレレ・ブームの到来・・・かな?
形ごとに数種類の専用胴曲げ機を駆使して、曲げに曲げたりウクレレ約30台分。一緒にライニングや鉢巻も曲げるので膨大な量になってしまいました。これをまた何日かかけて胴組みしていきます。板を曲げることに驚かれる方がたまにいますが、板は熱を加えると簡単に曲げることができます。熱したパイプの手曲げでも曲げられますが、この量だとさすがに胴曲げ機が必要、アメリカスタイルの曲げ機は好きでないので、アルミ製の自家製胴曲げ機です。
独立当初は機械設備も貧弱かつ本数も少なかったのでもっぱら手鉋で厚み出しをしていましたが、ここまで本数が多くなってくるとさすがにそういう訳にもいかず、8割方は機械任せ。最終的な微調整のみ手でやる感じです。ローズウッドやマホガニー等、均一な木目の材は自動鉋で、ハカランダやカーリー系の目が入り組んだ材は割れてしまうことがままあるので、ある程度まで自動で、最終的にはドラムサンダーで厚み出しです。
古いカマカの表板クラック修理、ブリッジ横に割れが入っています。ブリッジ付近は常にテンションがかかっている部分ですし、ここにクラックが入ることはよくある症状ですが、今回は衝撃ではなく乾燥で割れたようなので少し手間がかかります。衝撃で割れた場合、段差にならないよう圧着すれば簡単に付きますが、乾燥で開いてしまったクラックは埋木をしなければ圧着しても付かないです。
まあ色んなウクレレがあるもんだと思いつつ、今回はちょっと変わったウクレレのペグ交換とフレットバリ取り修理になります。ペグは古いフリクションペグからUPTペグへ…と思いきやヘッドが厚いのでUPTは付かずにUPTLになりました。違いはブッシュの長さだけなんですが厚いヘッド用ペグです。大は小を兼ねるで共用には出来ないのだろうか?と思わなくもないですが、製造過程の事情があるのかな?良く分かりません。