ウクレレ・スロテッドヘッド2017.10.19
クラシックギター出身という事もありスロテッドヘッドはよくやります。ウクレレではまだまだソリッドヘッドのほうが多いですが私が作るウクレレではスロテッドのほうが多いかも。ヘッドがソリッドヘッドより少し重くなるのでヘッドの重さを気にされる方はソリッドのほうがいいかもしれません。が音はスロテッドのほうがいいように感じるので難しい所ではありますけど。
クラシックギター出身という事もありスロテッドヘッドはよくやります。ウクレレではまだまだソリッドヘッドのほうが多いですが私が作るウクレレではスロテッドのほうが多いかも。ヘッドがソリッドヘッドより少し重くなるのでヘッドの重さを気にされる方はソリッドのほうがいいかもしれません。が音はスロテッドのほうがいいように感じるので難しい所ではありますけど。
今回はベビーウクレレよりさらに一回り小さいピッコロウクレレを作っています。弦長が260㎜でベビーウクレレが300㎜なので40㎜短いですが、調弦が1オクターブ高いので音・コンセプト等全く違う楽器です。スプルース・ハワイアンコア仕様でUPTペグが付きますが、このヘッドの大きさではこれが限界、これ以上小さくなると後はミニチュアウクレレみたいなことになってきます。ピッコロウクレレのケースは用意できないので代わりに専用スタンドを作ることにしました。
今回のラインで製作しているオールカーリーマンゴーのソプラノウクレレ、おそらくマンゴーでのソプラノは初めてかもしれません。マンゴー材はハワイアンコア程作らないのと、今まで作ってきたのは大抵コンサートだったので。そして次回ラインでカーリーマンゴーのテナーも作る予定なので、とりあえずソプラノ・コンサート・テナーと定番の3種類は作ることになります。
昨日までに胴組みが終わり今日は胴削り作業です。最近のやり方は表側のみ真っ平なのでドラムサンダーに通して、裏側は手鉋で削ります。裏板のカーブに合わせて胴削りも少し斜めに、また上側に行くに従って少し胴厚が薄くなるのでこのカーブ具合は長年染みついた感覚頼りです。胴厚指定の場合、ボディ下部の厚みで測り、上側に向かって薄くなります。この差が少ないと弁当箱のようであまり好きではありません。
今回はピッコロウクレレからバリトンウクレレまで色々バリエーション豊富に製作します。以前弦長短めの小さなピッコロを作りましたが、今回はもう少し大きく普通サイズ(?)のピッコロウクレレを。バリトンは今回おそらく初めてのスプルース・ハワイアンコアでカッタウェイ仕様。作り方は一緒ですがバリトンでカッタウェイはやってなかったと思うのでそれもちょっと楽しみです。他にもカーリーマンゴーのソプラノウクレレやいつもの03コンサートでスプルース・ハカランダ仕様等々、初めての仕様が今回は色々あります。