指板インレイの埋め込み2018.01.14
今回ご注文主のお名前のインレイを指板に入れるという事で、溝をレーザー彫刻機で試しに掘ってみました。黒檀なのでさすがに無理だろうと思っていたのですが、やっぱりちょっと無理っぽい。最大出力で何度かやってみて、何とか0.5㎜程掘り下げたところで炭化してきたみたいなので中断して、残りはボール盤でチマチマと掘り下げます。こういう作業はレーザー彫刻機よりNCルーターのほうが向いてそう、卓上の小さいのも最近ではあるみたいだし思い切って買ってしまおうか…。
今回ご注文主のお名前のインレイを指板に入れるという事で、溝をレーザー彫刻機で試しに掘ってみました。黒檀なのでさすがに無理だろうと思っていたのですが、やっぱりちょっと無理っぽい。最大出力で何度かやってみて、何とか0.5㎜程掘り下げたところで炭化してきたみたいなので中断して、残りはボール盤でチマチマと掘り下げます。こういう作業はレーザー彫刻機よりNCルーターのほうが向いてそう、卓上の小さいのも最近ではあるみたいだし思い切って買ってしまおうか…。
実はこのヘッド形状をスロテッドヘッドと呼ぶという事を知ったのは、独立してウクレレを作り出してから。修業時代はクラシックギターでしたので当然全てスロテッドなわけで、全部そうであるなら別にスロテッドと呼ぶ必要もないわけです。また古い老舗工房だったこともあり、基本的に呼び名はほとんど日本語で、ペグは「糸巻き」だしネックは「棹」だしブリッジは「駒」といった感じで、いまだその感覚が抜けません。
いっそ完全に剥がれてしまっていれば話は簡単なのですが、今回はブリッジの剥がれかけ修理。完全に取れている場合には接着面双方のボンド滓を綺麗に取り除きクランプで圧着すれば付きますが、剥がれかけなのでそういう訳にもいきません。とはいえ隙間にボンドを入れて圧着すれば付くことは付くので、試しに裏側に当て木をしてクランプで圧着してみると何と…。想定外の事態にちょっと固まってしまいました。
ウクレレ工房 F’s uke の仕事は4日からすでに始まっています。明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。今年もやるべき仕事が溜まっていて、また年を明けてからお問い合わせもすでにチラホラ来ていますので、すでに本格始動しています。大掃除もロクに出来なかったので年明けにやろうとは思いつつ、忙しい忙しいと言い訳して結局はやらないという…で確か去年もそうだったような気が…。
今年も結局年末ギリギリまで仕事して大掃除もままならず年が終わりますが、来年はマーチンウクレレK5のレプリカを製作します。基本的に他メーカーのコピーは頼まれない限りしませんが、ご依頼がありましたのでちょっと豪華に作ります。有名なモデルだけあってインレイ類は簡単に手に入れることが出来ました。材料も一通り揃いましたので来年以降、本格的に組み立てていきます。