ウクレレボディ完成2016.04.02
今回製作するウクレレは全部で12台。内7台は問屋さんを通じて全国の楽器店へ。残り5台は直接注文分です。今回はベルシェイプソプラノとハカランダが新たな形だったので型から作る必要がありましたが、ようやくボディが完成しました。今日はまだやりかけのネックや指板を仕上げて、明日以降組み込んでいきます。
今回製作するウクレレは全部で12台。内7台は問屋さんを通じて全国の楽器店へ。残り5台は直接注文分です。今回はベルシェイプソプラノとハカランダが新たな形だったので型から作る必要がありましたが、ようやくボディが完成しました。今日はまだやりかけのネックや指板を仕上げて、明日以降組み込んでいきます。
今まではウクレレのヘッドに入れるロゴマークは貼り付けるタイプのモノだけでした。「FURUBAYASHI」ロゴは外部業者に作ってもらったレタリングシートで、「f」ロゴは薄い貝シートでそれぞれ入れていましたが、今回はレーザー彫刻機を使って木工象嵌で試しに。ローズウッドの板にメイプルとハワイアンコアでそれぞれ入れてみました。
ウクレレの指板エンドに関してお問い合わせをいただきましたので少し考察を。最終フレットから指板エンドまでの距離はどうやって決まるのか?ですがそれほど大層な理由はありません。一番の目的はロゼッタ装飾の上側を隠すことでしょうか。そのためサウンドホールの際まで指板エンドを延ばす必要があり、サウンドホールの位置が決まればおのずと指板の長さも決まってきます。
ハカランダは通常ボディ内部を塗装します。ハカランダは割れやすい木材なので乾燥防止の為と高価格帯なので少しでも高級感が増すように。とはいえクリヤラッカーを木地に2~3回程度吹き付けるだけなのでそれほど艶は出ません。下地を作ってもっと艶を出すこともできますが、音にも影響してくるので最低限の吹付け塗装だけにしています。
ウクレレ再塗装修理とはいっても刷毛塗りの部分塗装の場合もあれば、全面吹き付け塗装の場合もありいろいろですが、この2本は裏板のみ再塗装ともう1本はヘッド以外のボディ全体の再塗装修理になります。ネックの途中まで塗装をして境目は判らないように均します。塗装をする必要のない部分は塗料がかからないように新聞等で覆います。