カマカ・ナット・サドル交換修理・他2018.05.29

カマカ・ナットサドル交換修理

 

昔のウクレレはローコードのみの伴奏演奏がメインでしたので、あまりオクターブ調整という事はされていませんでした。ので当然弦長補正やピッチ調整等は行われず、オクターブが狂っていても問題にはならなかったようですが、最近では演奏スタイルの幅が広がり、プレーヤーの要求も上がってきているので、そうも言っていられません。カマカでも最近ではキチンと弦長補正やピッチ調整は行われているようです。今回は元々付いていた人工象牙からオイル漬けのビンテージ骨でのナット・サドル作り変え修理でした。

 

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弦高調整修理2018.05.27

弦高調整修理

 

弦高は通常1,4弦の12フレット位置で測り2.5㎜くらいが標準ですが、弦高が2㎜に向かって下がるに従いビレやすくなり、逆に3㎜に近づくと高すぎて弾き難くくなります。で今回の個体は3㎜超えていたので、これはさすがに高すぎ。弦高を0.5㎜下げるためにはその倍の1㎜サドルを下げる必要があるので、下げようと思いきやあまり削る余裕が…。サドルがブリッジ溝からちょうど1㎜くらいしか出ていなかったので、仕方なくブリッジそのものを削ることになりました。

 

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UPT‐フリクションペグ交換修理2018.05.26

UPT-フリクションペグ交換修理

 

古いフリクションペグからUPTペグへの交換、これが一番簡単な交換修理ではあります。少し心得があれば素人の方でもできてしまうくらい簡単かも。UPTは大抵のペグより開ける穴の径が大きいので、元々開いていたペグ穴を大きく開け直すだけ。フリクションペグのブッシュが固く固定されている場合は、外すのにちょっとコツが要りますが今回のは緩かったので簡単に外れてくれました。

 

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カマカバリトン・ブリッジ作り替え修理2018.05.23

カマカバリトン・ブリッジ再製作修理

 

中古のカマカ・バリトンウクレレのブリッジ剥がれ・作り替え修理になります。中古で購入したばかりみたいですが、弦を張ったらいきなりブリッジが剥がれてきたようなので治します。元々のブリッジもバリトンにしてはちょっと小さい感じで、弦もギター弦の巻き弦を張り調弦も変則なので、今回は2回りくらいありそうな大きめのブリッジに作り替えました。ブリッジの接着位置もちょっとうまくなかったので、これを機会に正確な位置へ貼り直しました。

 

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ブリッジ剥がれ・オーバーホール修理2018.05.21

ブリッジ剥がれ・オーバーホール修理

 

古い中西ウクレレのブリッジ剥がれ・オーバーホール修理になります。弦を引っ掛けるタイプのブリッジはその引っ掛けるスペースの分だけ接着面積が小さくなるので、接着強度が落ちないかなぁと思わなくもないですが、今回のウクレレもブリッジが完全に剥がれた状態でやって来ました。剥がれかかっているよりむしろ完全に剥がれていてくれた方が、接着しなおすのも楽ですし、強度的にもキチンと接着し直せるので安心です。

 

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